以前FOMCについて書かせてもらったのですが
そもそもFRBとはどのような組織なのか?

FRBとは
FRB = The Federal Reserve Board の略称
FRBとは 「連邦準備制度理事会」のことで 日本で言うと日本銀行にあたる組織(中央銀行制度の最高意思決定機関)
議会から義務付けられた使命は「物価の安定」と「雇用の最大化」
この「雇用の最大化」がFRBの特徴と言えます (ちなみに日銀の目的は「物価の安定」と「金融システムの安定」です)
毎月第一金曜日に公表される「米雇用統計」が市場関係者の間で「消費者物価指数」などの経済指標とともに重要視されるのは、FRBが「最大雇用」を法的使命として掲げているためなのです
FRBは議長1名副議長1名を含めた7名の理事から構成される組織です

金融政策の最高意思決定機関として FOMC(連邦公開市場委員会)があり アメリカの金融政策などを決定しています
ただFRBは理事会であって銀行ではないため 実際にはこのFRBのもとで各地の連邦準備銀行が中央銀行業務を行い 米国の金融政策が実施されます
では今 注目されている利上げとは…
利上げとは簡単に言うと どういう意味なのか?
政策金利の誘導目標を引き下げる事を「利下げ」(金融緩和)
引き上げる事を「利上げ」(金融引き締め)といいます
利上げとは中央銀行が政策金利を引き上げる事
政策金利とは金融政策で調節される金利のことです
(利上げを分かりやすく言うと……)
景気が上昇してくると 市場が過熱してくる傾向があり インフレの懸念が強まっていきます
そうした動きを抑えていく目的で政策金利を引き上げる事を「利上げ」といいます

「利上げ = 金利が上昇」するため 各企業が設備投資を控える場合が多くなり 個人消費も意欲低下につながり 過熱した状況を抑制する事が期待できます
インフレ/デフレ 利上げ/利下げ で市場をコントロールしていく事で経済状況のバランスを取っていく事が重要ですが
現時点ではアメリカのインフレ傾向が進んでいるため FRBとしては利上げを進め インフレを抑制していく狙いがあったのです
FRBが利上げを決めたら 日本に影響があるのか?
アメリカの景気が悪くなると 日本の輸出企業にも影響が出て経済状況に悪影響があります(物が売れなくなるため)
アメリカは世界一のGDPを誇り 国際間取引の中心が米ドルです
日本でも輸出の50% / 輸入の70%がドル建で行われており アメリカの経済の影響 ドルの価値の変動が日本の株価に影響しやすい状況にあります

FRBとFOMCの違い
FRBは先程説明したので こちらではFOMCを…
FOMC = Federal Open Market Committeの略称(米国連邦公開市場委員会)
FOMCはFRBの理事や地区の連邦準備銀行総裁で構成されています
米国の金融政策やFFレート(フェデラルファンドレート)の誘導目標を決定する最高意思決定機関
開催時期は約6週間毎 年8回定期的に開催されます
当日の発表はもちろんですが この議事録もとても重要になってきます
これからの動きのヒントを探ろうと一語一句拾うのです
多数決の結果の人数だったり その時の議論の内容など…
やはり世界を動かすドルの行方は色んな国や経済にかかわる人にとって気になる動向です

今 FRBは非常に難しい問題にぶつかっていると思われます
雇用を優先するならば景気が活気づいている方がいいのですが
そうするとインフレ率が上がってしまう
インフレを抑制すれば労働参加率が悪くなる
どのようなバランスで進めていくのか?
注目が集まっていると思います
世界の経済に影響を与える動向なので 金利・雇用ともに注目して見ていきたいところです
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