DD方式 NDD方式って⁇

FXのトレードをしていると　「ここはNDDだね」等聞いた事があるかと思います

どういうものなのか？

トレーダー　　FX業者　　インターバンクの3者で考えていきますね

まずインターバンクって？

インターバンク市場とは……

金融機関など限定された市場参加者が資金の運用と調達を行う市場の事で

最低取引額が100万ドル単位　場合によっては数億ドルの取引が一度の行われます

取引市場は特定の場所があるわけでなく　情報通信端末　EBS（外国為替の電子取引システム）、外為ブローカー名外通して取引されています

DD方式　　

DD方式とは　「Dealing Desk（ディーリング・デスク）」の略

トレーダーとFX業者間で成約したトレードを　インターバンクに流すかどうか

「FX業者の為替ディーラー」が判断し決めます　

そのまま注文を流した場合

☆トレーダーの注文通りに価格が動くと予想し　インターバンクに注文を流した場合

この時価格通りに動けばトレーダーは利益を得て　反対に動けば損失をトレーダーが被るだけでFX会社に一切損益は生じません

強いて言えばインターバンク市場に流す際に必要となる手数料のみ

でもトレーダーからのスプレッドで回収出来ます

注文を流さず呑んだ場合

☆トレーダーの注文と反対に価格が動くと予想し注文を流さない場合（これを「注文を呑む」と言います）

この時注文と反対に動けばトレーダーの損失はFX会社の利益になり　注文通りに動けばトレーダーの利益がFX会社の損失になります

どんな注文も呑んでしまっていては　トレーダーが勝った場合のFX会社の損失が大きくなるだけ……

なのでトレーダーが負けそうな注文にのみ流さないという選択をすることが出来ます

このDD方式をとるFX会社が一番利益を生む事が出来るからです

メリット

デメリット

NDD方式は「Non Dealing Disk（ノン・ディーリングデスク）」の略

トレーダーとFX業者間にディーラーが介さず　トレーダーの注文をそのままインターバンクに流す仕組み

NDD方式の利益は　トレーダーがトレード毎に支払うスプレッドのみ

薄利多売です

なのでトレードの回数を多くしてスプレッド分が多くなれば利益が増える為

EAやスキャルピングOKの所が多いのです

トレーダーが勝っても負けても関係なく　勝ち続けてトレードを辞めないでもらえればいいのです

だからWin-Winの関係になります

またディーラーを介さないので　複数の金融機関（カバー先）が提示するレートの中で最も有利なレートで取引ができます

NDD方式と言っても　実は様々な方式があります。どの方式でもFX業者がトレーダーの注文に手を加えることはありません

ただし　システムの違いによって実際に表示されるレートは業者によって若干異なります

	概要
STP方式	「Straight Through Processing」の略　トレーダーの注文はすべて自動的にカバー先に流される　人手は一切介入しない
DMA方式	「Direct Market Aceess」の略　約定確認（カバー先がさらに次のカバー先に注文を流すこと）を行わず　トレーダーの注文を直接カバー先に流す方式
ECN方式	「Electronic Communications Network」の略オンライン取引ができる私設取引システムに繋ぎ　トレーダーの注文を直接ECNに流す方式

メリット